ジュナミの会

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セレモアコンサートホール武蔵野におきまして行われた「ジュナミの会」に指揮の伊藤翔さんと一緒に出演。

4月13日に紀尾井ホールで開催されます「セレモアチャリティーコンサート」のプレコンサートとして、当日の聴きどころやモーツァルトの魅力について、演奏+お話をさせていただきました。

調のこと、作曲語法のことなど、私達演奏家は、分析に分析を重ね、そこから見えてくる感情を表現していきます。けれど、聴いてくださる方にとって、曲についての理論、ましてや演奏技術のことなどが意識にのぼってこない演奏が、優れた演奏だと常々思っているところです。

手品師が手品の種明かしをした瞬間、手品でなくなってしまうのと同様、モーツァルト・マジックの手法を細かく解説することに意義があるのか否か。。。。ということを感じることもしばしば。

けれど、演奏家が向かう道筋、感じている諸々を親しい方々の前で言葉にする中で、音楽、演奏、聴取が一つになり、時間の共有の中で何かが生まれるように思えることも確かです。

伊藤翔さんは、音楽以外のことに目もくれない、という稀有な「音楽人」です。
13日は、松平定知さんの司会で、楽しいコンサートになりそうです。
伊藤さんの指揮による神奈川フィルハーモニー管弦楽団で前半はモーツァルト。

そして後半は、福井敬さん、澤畑恵美さんによる歌の祭典。
日本歌曲からオペラアリアまで。先日の基礎ゼミ《ラ・ボエーム》の絶唱で、大ホールの新入生たちを涙と感動の嵐で包んだお二人です。
すでに先月はじめに満員御礼となっております。ご来場の皆様、どうぞご期待ください。

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