「ロンドン響ブラス・クインテット」コンサート

ロンドン交響楽団メンバーによるブラス・クインテット。
上野の東京文化会館で楽しませていただきました。

颯爽と登場する4人のイギリス紳士たち。
折り目正しく、まさしく正統派の演奏を聞かせてくれました。
遊んでいても(遊ぶように見せかけていても?!)常に、ぶれない芯の通った演奏でした。

マッシュ・ロックの「国王陛下のサックバットとコルネットのための音楽」、ジャイルズ・ファーナビーの組曲「空想、おもちゃ、夢」、
マルコム・アーノルドの「金管五重奏曲」、
後半は、バークレイの「ミュージック・フロム・チョーサー」に始まり、
アンドリュー・ロイド゙・ウェバーーのメドレーでしめ。
イギリス音楽を堪能する夕べでした。

それにしても胸板の厚さというか、ブレスの長さ、息の強靭さには、驚嘆!この人たち、人間じゃない、すごすぎ!と思う瞬間が何度もありました。
若手のトランペット奏者コブさんを重鎮のテューバ奏者のハリルドさんが親分堅気で支えている感じで、歴史ある交響楽団の伝統が、こういう形で受け継がれ、彼らの音づくりが、ずっと引き継がれていく、その一端を上野で見せていただいた、と、そんなことを感じながら、温かい気持ちで帰途に着きました。

このところ移動などで忙しく、元気な事務所のメンバーにも今年にはいって初めて会うことができ、嬉しい晩でした。

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