国立音大で、3回シリーズの「ピアノリテラチュア」 の最終回「モーツァルトからベートーヴェンへ」の講義を終え、横浜みなとみらいホールへ。
久しぶりにかなフィルさんの定期演奏会を聴きました。
道が混んでいると思って早めに出たおかげで少し早めに到着。
少し時間ががあったので、演奏会前に軽食。
池辺晋一郎先生にお会いすることができました。
池辺晋一郎/照葉樹林 弦楽オーケストラのための
ショパン/ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調
ベートーヴェン/交響曲第6番 ヘ長調「田園」
樹林に始まり、田園に終わる、新緑の五月にふさわしい、美しいプログラムでした。
池辺先生の「照葉樹林」は、まるで弦のざわめきが、木々のざわめき、森のささやきのように聞こえ、眼前に樹林が立ち現れるような思いに駆られました。
途中のショパンの2番は、瑞々しい感性をあらためて感じました。ポーランドの舞曲のリズム、鳥の鳴き声、木々の揺れなど感じるパッセージも出てきます。
ロッセン・ゲルゴフ氏の指揮は、若々しくエネルギーに満ち、動きも大きく、元気いっぱい。
ピアノの仲道郁代さんは、薄紫の柔らかなドレスで登場。たおやかなショパン像を表現されていました。
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