馬車道ピアノサロン

日本ピアノ調律師協会は、略して「日ピ」という愛称で呼ばれる調律師さんの集まりです。
今日は、日ピ関東支部第2班主催のミニコンサート。

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スタインウェイの黒く塗られる前と塗って製品になったあとの両方の楽器を弾かせていただきました。

印象としては、お化粧をする前と素顔、という違い。
ベビーのスキンと人前に出るときの準備をした顔、という違いです。
普段弾くスタインウェイは、もちろん黒い塗装がされたピアノですので、慣れている、ということもあるのですが、塗装前の楽器は柔らかい音で、スタインウェイの特色や個性というのは、塗装という要素の中にも含まれていたのではないかと思った次第です。

黒い塗装の方がはるかに音が大きく鳴り、”素顔”のほうは、どちらかというとフォルテピアノ時代のナイーブな感触が残っているように感じます。

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「馬車道」というロマンを感じる素敵な名前の街。
横浜の文化発信地、みなとみらいや高級住宅街で知られる山手も近くです。

リハーサル前、馬車道サロンマネージャーの江原さんお薦めのお店、周富徳さんが経営されておられる生香園(せいこうえん)で、ランチ。

江原さんとお話ししていたら、なんと同じ中学!ということが判明。
「懐かしいなぁ・・・」
とおっしゃってくださり、プチ同窓会?!
ということで香り高い珈琲とともに、新宿の都電、小さな頃のお話などをしてくださいました。

素顔のスタインウェイにお会いできた新鮮な一日、貴重な機会をくださいました日ピ第2班の宮本班長様はじめ、お世話になりましたスタッフの皆様、ありがとうございました。

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