ベーゼンドルファーコンサート・中止

夜、何度も余震が続き、これは、コンサートは無理だろうと思っていたところ、主催の音楽協会の会長さんからのお電話が朝8時に入り、中止のご連絡をいただきました。
コンサート会場の反響板は、チェーンで吊っているだけですし、ライトなど危険なものがたくさんあります。
お客様の安全を考えても中止という選択が最もふさわしかったと思われます。
家族にもようやく連絡がつき、無事を確認しましたが、津波の巨大さ、恐ろしさ、想像を絶する被害の大きさに暗澹たる気持ちになります。

東北の知人などの顔が目に浮かび、演奏会でお邪魔したホールのスタッフや楽器店のみなさんの笑顔が次々に浮かびます。
今はどうしておられるでしょうか。

津波で一瞬にして家を失った方たち、愛する家族を海に奪われた方たち
もうすぐ春がやってきて、一年で一番美しい希望に満ちた季節がやってくる、その時期に、こんな悲劇が訪れることを誰が予感していたでしょう。

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