今日は、東大和のハミングホールでホール練習。
このホールは以前、CD「ノスタルジア」の録音でお世話になったり、地元のニューイヤーコンサートに出演させていただいたこともあり親しみのあるホールです。
スタインウェイのフルコンを弾くとき、空間のあるなしが大きく気持ちに影響します。大音量を轟かすコンセプトの楽器を狭い空間で弾くと、だんだん酸素が足りなくなるような息苦しさを覚えます。適度な残響を助けてくれる大きな空間、高い天井がこのフルコンには必須なのでは?と最近よく思います。
音はもしかして生き物で、酸素を吸って生きているのかもしれません。
大ホールで弾かれているピアノと小ホールで弾かれているピアノでは鳴り方が違います。置かれている空間の大きさに合った音に育っていくのです。
と、そんな空間のことなどを感じながら、3時間、ハミングホールで過ごしました。
昨日の嵐が嘘のような春の快晴。
夕方からは国立音大。
春休み以来、久しぶりに会う先生方や以前室内楽を一緒に共演した仲間と会うことができ、嬉しいひとときでした。
桜が待ち遠しいキャンパスです。
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