祝・CHABOHIBA 1周年

立川にありますCHABOHIBA HALLがオープンして1年。
テノールの福井敬さんと一緒にオープニングコンサートをさせていただいがのが昨年のちょうど今日でした。

本日は、1周年記念クリスマスコンサート。超満員の大盛況のうちに、和気藹々とした演奏会になりました。
ウィーン生まれの名器、ベーゼンドルファー・ピアノにちなんでウィーンの作曲家の作品でプログラミング。

チャボベーゼン

オーナーの小峰美子さんが、毎日すべての鍵盤を弾き込みされながら、可愛がっておられるベーゼンドルファー。1年の時の流れによって、ホールの空間もピアノの状態も落ち着いてきました。ピアノもホールも「生きている」ことを実感します。刻々と状態が変わり、時の流れの中で円熟していくかのようです。日本はデット気味なホールの割合が多いのですが、CHABOHIBAは、その逆。残響が多めのホールです。お客様が満席となり、ちょうどよく響きが包み込まれる感じになりました。

美子さんと

共演は、バリトンの近藤圭さんとソプラノの東田枝穂子さん。若いお二人とのフレッシュなコンサート。そして今日は、近藤さん、東田さん夫妻のお嬢ちゃんのちょうど満1歳のお誕生日でもありました。CHABOHIBA HALLと一緒のお誕生日だなんて。。。嬉しすぎる偶然でした。

前半はモーツァルトの3大オペラのダイジェスト。ラストは、パパゲーナ!・・・パパパ。
パパゲーノとパパゲーナが巡り逢って子供が生まれて・・・というラストシーンが現実とピッタリ符号!いつかベイビーちゃんにも出演していただきたいものです。

ホールの2階は、ドン・ジョヴァンニの屋敷にもなり、ドンナ・エルヴィーラの女中が顔を出す窓辺にもなり、魔笛のクナーベ(子供)が天使のように登場する場ともなりました。空間をどのように使おうか・・・とアイディアを出しあいながら準備を進めるのは、楽しい経験でした。

チャボ1周年

後半は、シューベルト、リヒャルト・シュトラウスのリートに続いてツェラーとレハールのオペレッタから1曲ずつ。アンコールのクリスマスソングメドレーでは、お二人はサンタの帽子、私はなんとトナカイの角をつけてのパフォーマンス。角をつけて弾くのは、最初で最後となりましょうが、写真はありません(笑)。

明日は、同ホールで「ルナの会」を主宰します。熱気の残るホールで今年一年の締めくくり。門下の皆さん、張り切って弾きましょう。

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