PLEASURE FOR EYES AND EARS

日本チェンバロ協会第26回例会がセレモアコンサートホール武蔵野で開催されました。
題して、「PLEASURE FOR EYES AND EARS」
「見る悦び、聴く歓び」 とでも訳すのでしょうか。
日本チェンバロ協会会長の久保田慶一先生のご挨拶に始まり、チェンバロの大家、渡邊順生先生により、フロベルガー、ルイ・クープラン、J・S・バッハが演奏されました。
私もフォルテピアノ紹介ということで、シュタインモデル、ヴァルターモデル、プレイエル、エラールなどで小品を演奏。鍵盤楽器の歴史を辿る時間となりました。
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フランスの製作家、マルク・デュコルネ氏制作のチェンバロが完成したのが今年3月。到着して3カ月にも拘わらず、名手によって、今日は素晴らしい音色が披露されました。このチェンバロの良さが最もよく出る曲ということで、渡邊先生ご自身が選んでくださったプログラミング。繊細な息遣い、そして華やかさと同時に気品と深みがある音色に魅了されました。
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1624年製のヨハネス・リュッカース(コルマール・ウンターリンデン博物館蔵)の復元楽器。
装飾は、1655年頃制作されたヨハネス・クーシェのチェンバロ(メトロポリタン美術館)を復元しており、上品な色合いと手の込んだルイ14世様式のスタンドです。
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これから、少しずつチェンバロのレパートリーを作りながら、仲間とともにPLEASURE FOR EYES AND EARS を展開していきたいと思っています。

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