「飲むなら弾くな、弾くなら飲むな！」
師匠から言われた戒めです。
演奏会の前の日、日本酒は暗譜が飛ぶのでご法度！ということで、本番の前日はおとなしく寝ることにしています。
ところが、今回は、、。
お師匠さん、ごめんなさい？！
リハーサルの後、ふらりと入ったお寿司屋さん「天駒」で、美しく美味しいお魚や絶品卵焼きを頂くうち、明日の演奏会の話になり
「小玉醸造さんの酒蔵だったホールで弾くんです」と申し上げると、
「滅多に入らない”天巧20″が入ってますよ！」の一言。
太平山から今年デビューしたお酒で、山田錦を20パーセントにまで磨きあげて仕込まれた銘酒です。
やはり頂いてから本番に臨むべき？！と
勝手な理屈をつくり、盃をとった次第。
まろやかで上品、ふくよかな香り！
明日は、こういう演奏をしたいもの、、、と一人頷きながら。
ミューズの神様とバッカスの神様、
両方お守りくださいまし！とお調子よく願ったりして。
演奏会前、調律待ちの間は、太平山の酒蔵見学、ショップでのお買い物、甘酒試飲とエンジョイ。玉屋さんの白だしなどを自宅に送る手配などしてから、ホールに入りました。
演奏会翌日は、旧友に会ったり市場でりんごジュースを買ったり、次のコンサートの練習をしたり。。。
秋田県立美術館が駅前にあり、自然光が入る落ち着いた建物で、しばし一息。
螺旋階段を登ると千住博展開催中。
滝をモチーフにした「龍神」、干支飾皿などが展示されており、フォーリングカラーの異空間に引き込まれました。
秋田犬「まさる」のぬいぐるみを手に
全日空に羽田行きに乗り込み、帰路につきました。
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