久しぶりにヤマハ横浜店にお伺いさせていただきました。
ホールの扉横に「良いピアノには心の感度がある。」というスヴャトスラフ・リヒテルの言葉が飾られています。
今日は、リヒテル様が使用されていたYAMAHAピアノを使っての講座。ドキドキ・・・!
ロシアものや、シューマンなど、リヒテル氏のレパートリーをあれこれつま弾き、リヒテル氏のタッチに思いを馳せました。
以前京都で聴いたリヒテルの演奏会が心に蘇ります。薄暗いステージに登場、たしかウェーベルンの変奏曲を演奏されたように記憶しています。
13段階のデュナーミクをコントロールできるといわれるロシアの巨匠。オペラのコレペティトゥーアの経験もあるリヒテル氏のピアノは、時にはオーケストラを思わせるスケールの大きさと多彩な音色と強靭な指さばきで、迫ってきます。人間とは思えない集中力でプロコフィエフのソナタを弾ききってしまう超人的録音に圧倒された方も多いのではないでしょうか。
ピアノと対話しているうちに?!受講生の皆様がお集まりくださり、「モーツァルトKV331自筆譜発見に基づくバージョン」の講座開始時刻となりました。
今日は、2014年発見以前のバージョン、そして2015年以降、その研究成果を生かしての新版との違いなどを演奏を交えご紹介。
演奏家、ピアノの先生、愛好家の方など熱心な皆様とともに”リヒテル・ピアノ”でモーツァルト時間を過ごさせていただきました。
終了後は、急ぎ立川に戻り、大学へ。補講のあと、週末のコンサートの練習。夜中に帰宅しパッキング。トルコ行進曲のような?!一日でした。
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