オーストリア大使館 ニューイヤーコンサート

ダイナースクラブ プレゼンツ オーストリア大使館ニューイヤーコンサートに出演させていただきました。

2019年の今年は、オーストリアと日本が外交を開始して150周年。その記念年の最初の催しで演奏させていただくことができ、光栄なひとときでした。フーベルト・ハイッス大使と記念のツーショット。

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大使公邸のサロンで楽しむベーゼンドルファーの響き。19世紀サロンの雰囲気を楽しんでいただくプログラムを並べました。シューベルト、ブラームスなどウィーンものにピッタリと寄り添ってくれるベーゼンドルファー。今日の楽器はModel214VC。明るい響きで軽やかに飛んでいきました。

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ナビゲーターは、坂田康太郎さん。楽しく元気なお声で司会をしてくださいました。

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最後のヨハン・シュトラウスのワルツでは、オーストリアの皆さんが身体を躍らせながら聴いてくださり、感激。数日前共演したウィーン・サロン・オーケストラの十八番、ウィンナーワルツのリズムが、私の身体に残っていたせいかもしれません。

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床の素材によって弾き方を変えなければいけない、とはモーツァルトのお父さんレオポルトの言葉。絨毯なのか、石なのか、木なのかで音響は異なりますし、季節や湿度でも微妙に変わってきます。そしてお客様が入られる前と後でも違います。様々な場所での演奏を経験する中で、対応する力が少しずつ備わっていくのかもしれません。空間に身をおき、波動を受容しながら、奏でる日々はこれからも続きます。

そういえば、暮れから今日まで、ずっとA=443のウィーン・ピッチで弾き続けています。442よりほんのわずかに高い音なのですが、この「ほんのわずか」が軽やかさや明るさを演出してくれる気がします。

新春気分の「ニューイヤーコンサート」は本日にておしまい。
大使が手にしてくださっているのは、ベーゼンドルファーの2019年のカレンダー。「YUKOが載っている9月を開かなくちゃね。」と言ってポーズを取ってくださった優しい大使です。

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今年も精進していきたいと思っています。

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