「冬青庵」

茅野市民館での弾き込みを終え、東京に戻る途中、長坂インターを出て、冬青庵に寄り道しました。
窓からは、南アルプスが望める、落ち着いた部屋で、地物のお料理を堪能させていただきました。
山ウドの酢みそ和えに始まり、ヤマメの塩焼き、山菜の天ぷら、一口蕎麦、山梨名産煮貝とタケノコの炊き込み釜飯、白玉の黒蜜和えのお任せコースでした。
天ぷらは、ヤブレガサ、タケノコ、モミジガサ、コゴミ、タラノメ、山ウド、ワラビ、コシアブラ、ハジキリです。
それぞれが微妙に薫りが違って、春の味わいを楽しみました。
部屋には、火鉢があり、囲炉裏があり、日本昔話の挿絵に出てくるような原風景の中での楽しいひとときでした。

隣の清春白樺美術館横の教会で、しばらくルオーの世界に浸り、絵描きさんたちが逗留している12画型の建物を通って、帰路に着きました。
この建物は、エッフェルによって設計され、万博では、ワインパビリオンとして使われたものだそうです。
独特のパリの雰囲気が周囲の自然にマッチした素敵な空間で、訪れるのは3度目でした。
桜の花の季節は逃してしまいましたが、目にも鮮やかな菜の花の黄色からエネルギーをもらって、帰路に着きました。

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