サントリーホールでPMFオーケストラの演奏会を聴きます。
パシフィック・ミュージック・フェスティバルは、バーンスタインが創立した音楽祭で、若者が夏に札幌に結集。レッスンやリハーサルを通じて音楽を磨いていく教育音楽祭です。
ステージの雰囲気もプロ集団ではなく、若者のエネルギーと緊張に満ちた独特のものがあり、客席からの応援組も含め、みなでフィーバーしている感じです。
長身のマイケル・ティルソン・トーマスが指揮台に颯爽と登場すると「我らがリーダー!」という感じで皆が一心に見つめます。
金管のテクニックはかなりのレベルで、冒頭から美音を会場に飛ばしていました。
ピアニッシモは、マーラー独特の倦怠感にまでは至らないけれど、一つもはずすまい!という意気込みと瞬間に賭ける集中力、エネルギーで全曲を見事にまとめあげていました。
コメント