関西言葉のリズム

久しぶりの関西です。
まず、エスカレーターでは東京の逆側に立って・・・駅では並ばないで・・・、といくつか東から西へマナーを移行し、気分は関西人。

関西言葉のノリは不思議なもので、距離感が近いというか親しみやすく、お「笑い」のリズムを感じます。
イントネーションのせいか、テンションが高く聞こえ、なんとなく元気になる気がするのです。

ほっこりとあたたかい気持ちになる東北の言葉、解放的な北海道の言葉、おおらかな南の島の言葉・・・・
これまでさまざまな土地に住み、また旅をしてきましたが、同じ日本の中なのに、そこで聞こえてくる言葉によって、土地の雰囲気もまた違って見えるのが日本の旅の楽しさのひとつです。

イタリアに旅したとき、関西のおばちゃんがコテコテの関西弁でレストランで注文していましたが、驚くことに通じてしまうのです。
身振り、手振り、イントネーションが混じると大いに表現力のある言語、という感じでした。

昼は、明石焼き(たこ焼き)とお好み焼き屋さんを梯子。
「おばちゃん、そばめしひとつ」
の声のあと、え?!と驚く食べ物が隣の席に。
なんと焼きそばの中にご飯が入っているものらしいのです。この文化、東京にはありません。
別々に頼んで口の中で一緒になることはあっても最初から「そばめし頂戴」とは言いません。
びっくりの食べ物です。

葱焼きと大貝のお好み焼きでおなかも膨らんだあと、追谷墓地という古いお墓にお参りしました。
ミンミン蝉が鳴き、太陽がカンカン照る中、静かなお墓にハンミョウが一匹。東京の客を歓迎してくれました。

「高速道路1000円」のおかげか?!新幹線組がマイカー組に流れたようで、新幹線はすいていました。車掌さんは、笑顔を絶やさず、サービス満点。
その結果、高速道路での帰省ラッシュは、ヒートアップ。運転席からは、笑顔が消えているのかもしれません。

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