楽友協会のベーゼンドルファー

ウィーン滞在最後の日となりました。
次にウィーンを訪れるのは、楽友協会内にあるベーゼンドルファーサロン演奏会に出演する11月です。季節も街並みもすっかり移り変わっていることでしょう。

今回の旅でもベーゼンドルファー・アーティストとして多くのベーゼンドルファーに触れさせていただき感謝しています。

ニューイヤーコンサートなどでもお馴染みの楽友協会「黄金の間」。多くの歴史的名演が繰り広げられてきた音楽の殿堂です。ベーゼンドルファーの音は、黄金の柔らかな輝きとともに空中に飛んでいきます。

モーツァルトのファンタジーを弾くと、楽器の中で楽器を演奏しているような・・・不思議な感覚になりました。

落ち着いた雰囲気のブラームスザールではブラームスを演奏。

ロシアのピアニストが選定したピアノということもあるのか、ロシアものにもマッチするような少し硬質で太い音色。けれど弱音は美しく響いてくれました。

他にもモダンな感じのメタリックなサロンにもベーゼンドルファーが設置されています。

新ウィーン楽派のシェーンベルクの響きがピッタリとはまる空間でした。

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