ベートーヴェン@安曇野

美しい自然に囲まれたあづみ野コンサートホールにおきましてベートーヴェン生誕250年記念リサイタルをさせていただきました。今回は、21回目の出演。ホールの扉を開けると、里帰りのような気持ちになってしまい、思わず「ただいま!」と言ってしまいます。

ベーゼンドルファーのヨハン・シュトラウスモデル225は、バランスが良く、ホールの大きさと音響にぴったりはまっています。裏手には、大農わさび農場、ホールの目の前に広がる田園風景、近くに穂高川、遠くに見える常念岳、、、。

下の写真は、晴れた日に長谷川館長さんが撮影されたたお散歩途中の風景です(本日はあいにくの雨模様でした)。

ベートーヴェンの「ワルトシュタイン」には、雲や風や水を思わせるモチーフが出てきます。自然を愛したベートーヴェンを、自然の中で演奏できた幸せな秋の日でした。

ずっと中止が続いた演奏会、、、久しぶりに生の演奏を聴けた!と喜んでくださる皆様との濃密な時間に感謝です。

そして今日は、「ベーゼンドルファー友の会」発足記念の演奏会でもありました。
演奏会終了後、ステージで、ベーゼンドルファーについての講演をさせていただきました。1828年創業のベーゼンドルファーの歴史、楽器のコンセプト、製作過程について、ピアノの変遷、関わりのあった作曲家、音色の特徴、、、など。

今後、公開レッスンや懇親会など、ベーゼンドルファーを愛する皆さんとの輪を深めていきたいと思っています。

毎年、足を運んでくださる皆様、石川県、愛知県など遠路、車でいらしてくださった方など、ありがたいことです。また再会できる日を楽しみに、安曇野を後にしました。

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