セラーノ(南欧風乾燥熟成肉製造)

Serrano(セラーノ)は、日本においてパイオニア的存在で、20年余りにわたり、生ハムを作り続けている会社です。

イタリアのパルマ産の生ハムなど、今ではスーパーや食材店などでも生ハムを気軽に求めることができるようになりましたが、このセラーノの生ハムは、「そんじょそこいらの生ハムとは全く違う!」美味しさです。

セラーノの創業者、尾島博さんは、スペインで生ハムの製造を学ばれました。もともとはスペイン政府の給費留学生としてマドリード大学で中南米経済学を学ぶためにスペインに渡られたのですが、息抜きに訪れるBAR(バール)でつまむ生ハムの絶妙な味わいに下鼓をうつ度ごとに、生ハムへの興味は深まっていったとおっしゃっています。

その後日本で生ハムの製造に挑戦、ローマ時代から伝わる、塩だけという昔ながらの製法にこだわっておられます。

私もいただきましたが、熟成された、奥行きの深い味わいで口の中に広がる香りと舌触りと歯応えが見事なハーモニーを奏でます。ワインにも、とても良く合います。2年間の熟成の末に行き着く複雑でしかも上品な味わいには思わずうなってしまいました。この生ハムとフランスパン、ワインがあれば、あとは何もなくても、大満足間違いなしです。

尾島さんは、素敵な笑顔のダンディな方で、優しい奥様は、ハーブの専門家です。

原材料の豚肉に、塩、生ハム、スペインより直輸入のパプリカ3種類を調合してつくられる、チョリソ・スペシャルは、こくがあるのに、しつこくなくて、「ついついもう一切れ!」と手が出てしまいます。

セラーノの生ハム、チョリソーなどは、南麻布のナショナル麻布スーパー(精肉コーナー)(03-3442-3206)で買うことができます。

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