進学ガイダンス&ミニコンサート@新潟

早朝の新幹線で新潟へ。越後湯沢のあたりはまだ雪が残っており、浦佐は桜が満開の様子。本当は鈍行列車でのんびりと風情を楽しみたいところですが、新幹線の車窓から、広がる田圃の風景などを一瞬楽しみました。

新潟駅からの広い大通りは満開のチューリップが整然と植えられており、気持ちのよい晴天の中をプチ散歩。朝10時にヤマハ新潟に着き、受験生レッスン。よく準備されたドビュッシー、リストなどを聴かせていただきました。

午後は、ミニコンサート。ピアノソロでモーツァルトを1曲演奏後、フルートの高橋聖純先生によるムーケのフルート・ソナタから「パンの笛」、声楽の佐藤ひさら先生による團伊玖磨:「花季」「藤の花」。

フルートは、私が高校生のとき副科で「かじった」憧れの楽器。一つの音を出すのに指を何本も使うなんて。。。あぁしんど、と苦労した覚えがありますが、背丈が190センチの高橋先生はいとも容易く楽しそうに吹かれます。のびやかで余裕のあるフレージングは、伴奏をしていても心地よい限り。そして佐藤ひさら先生の抒情あふれる声でしっとりと歌われる日本歌曲は、繊細な心の襞と哀しみが細やかに伝わってきました。

自分が演奏できない楽器、自分が出せないような美声に、ピアノで寄り添える時間は、私にとって豊かな喜びの時間です。
ピアノ・ソロの練習時間が減ってしまうのはもったいないから、、、と伴奏をしない学生もいますが、せっかくできるアンサンブルのチャンスを自ら逃してしまうもったいなさのほうが大きいように思います。学生時代に歌の伴奏をしたり、楽器と合わせたりする経験は、その後の大きな栄養になるはず。アンサンブルコースに入ってソロが上手くなった人も少なくありません。ぜひアンサンブルの経験を積んでほしい・・・と願っています。

ミニコンサートの後、個別相談の時間に受験生の皆さんや先生、保護者の方とお話しし、新潟駅へ。米菓などのお土産を買い込み、帰途につきました。

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