まさかの生駒!

東大阪市文化創造館が2019年9月にオープンして2年。出演させていただきますのは、一昨年、昨年に続き3回目となります。
コンサート前日、ピアノの確認のため、神戸の自宅から八戸ノ里へ。

尼崎では、華やかな電車を発見!最高の秋晴れで、気分もハイになりました。

楽譜を見ながら、電車に揺られ数10分。ふと気付くと「次は~生駒、生駒!」のアナウンス。「え~~~!まさか。降ろしてぇ」と心で叫びましたが、電車は無情にも奈良県へ突入。

気を取り直して、たわわに実る柿の木、落ち着いた瓦屋根、奈良の風情もなかなか・・・などと思いつつ、「・・・というわけで、生駒から戻りますので予定より30分遅く入らせていただきます。申し訳ありません!」のメールを打ちました。本番の日でなくてよかった。。。

久しぶりにお会いする渡辺昌明館長さんに、初っ端から「すみません!!」の挨拶とはお恥ずかしい限り。
ところが「うちの職員でも、乗り過ごして生駒まで行ってしまう人、けっこういるんですよ。トリッキーだから。」という驚きのお言葉。
お優しい館長さんが、本番前ということで寛容に慰めてくださったのかもしれません。

多くの市民の皆さんの憩いの場として賑わいを見せるエントランスを通り、選定させていただいたピアノの調子を確認するためステージへ。ピアノの稼働率もよく、2年の時を経て確実にホールに馴染んでいることを実感しました。

包まれるような音響の中でしばしリハーサル。残響がほどよく包んでくれる空間は、奏者にとってありがたい限り。
綺麗に輝く夜のホールを見上げて、帰路につきました。

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