モーツァルト@仙台

国立音大進学ガイダンスで仙台にお伺いしました。会場は仙台駅近くの仙台中央音楽センター。『青葉城恋歌』が流れる駅構内を抜けて爽やかな風薫る季節の仙台の街へ。日帰りとは言え、深呼吸をして5月の空気を味わいリフレッシュしました。

ミニコンサートでご一緒させていただいたのはテノールの望月哲也先生とクラリネットの武田忠善学長。

「久元さんと一緒なのでモーツァルトを歌いたかった」と『クローエに』K524 とオペラ「魔笛」より『なんと美しい絵姿』を歌ってくださった望月哲也先生。重いスタインウェイで弾いたのですが、「軽やかで、まるでピアノフォルテで伴奏してもらっているみたい」と言っていただいたのが嬉しかったです。

2曲とも恋する青年の心を歌い上げた名曲。会場に若々しい声が響き渡りました。テノール歌手はオペラで王子様のような役が多いそうですが、「最近の例外。女装の悪役でハイヒールを履いて歌った」とのこと。前につんのめりそうになったと笑っておられました。今度写真見せてください!と楽屋でお願いした次第。

学長先生は、前日名古屋で本番を済ませ翌朝東京経由で仙台入り。到着してすぐにウォーミングアップ無しにリハーサルに入られるエネルギーには脱帽。そしてリハーサルより本番でブレスが長くなることには、さらに驚き。低音の響きを聴いていると自然に息が長くなるのだとか。

教育活動と舞台活動の両輪をこなす、本番に強いお二人の音楽家との共演の後は、受験生3人のレッスン。ひたむきな演奏に接し、元気をもらいました。大学での再会を楽しみにしているところです。

「笹かま」と「ずんだ餅」をお土産に買い込んで仙台日帰り出張終了。

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