立冬・・・衣替え

「暑い、寒い、お腹がすいた、疲れた」を言わない人だとよく言われます。風邪にもコロナにもインフルエンザにもかからず元気だけが取り柄。
プラスチック製の身体なの?!と呆れられています。

ところが先週のリサイタルでは、舞台から袖に戻った途端「暑い!!暑い!!」の連続。
当日の天気は完全に誤算でした。11月とは思えない夏のような暑さ。ステージ上はほぼサウナ状態。いくらなんでも立冬の前日だから大丈夫だろうと、たかをくくっていた衣装は、お天気的に失敗でした。アタッカ(続けて)で弾くつもりでいた楽章間も、不本意ながらハンカチで汗を拭いて仕切り直し。

プロは汗をかいちゃいけない、とある落語家さんが言っておられました。いい女優さんも顔に汗をかかないそうです。私は身体が丈夫でも、修行が足りない証拠です。今後は、異常気象を念頭にいろいろ予定を立てていかなければ、、、と思っています。

火曜日の本番の翌日8日が「立冬」。夏日が嘘のように、すとんと冬が始まりました。衣替えの間もなく、冷たい北風が吹くキャンパスを薄着で出講。8日、9日は朝から晩まで授業、レッスンが続きました。次の本番の練習をした後、深夜たまりにたまった仕事にとりかかりましたが、冬物を出していないので夏のTシャツと短パンのまま震えながらの作業。公開レッスンのスケジュール作成、研究報告校正、試験問題作成…etc. 10日、11日は大学院修士の審査でした。

12日の日曜日、ようやく懸案の衣替えを終え、ほっとしました。冬よ来い!

学生から「風邪をひいたので休みます。」のメールがしばしば入る季節になりました。体調管理に気を付けて元気に乗り切っていきましょう。

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