大阪・万博開幕。オーストリア・パビリオンのオープニングセレモニー&ベーゼンドルファーお披露目コンサートに出演しました。
「未来を作曲」がテーマのオーストリア・パビリオン。建物が音楽の波動のように空に伸び、五線譜と音符がデザインされています。
リハーサルの合間に、手の動きを音に変換しAIによって作曲が行われる実験にも参加。
朝10時。テープカットとともにオープニングセレモニー。
お披露目コンサートで弾かせていただいたのは、2025年万博のために制作された限定モデル「The Great Wave off kanagawa(神奈川沖浪裏」。
見た目も美しい華やかなベーゼンドルファーです。葛飾北斎の浮世絵が描かれ、中のフレームと譜面台の北斎のサインが朱色。椅子のクッションがブルー。北斎の波とともに、会場の皆様にウィンナートーンの波をお届けしました。
ベーゼンドルファーの伝統と日本文化の融合を体現したこの楽器。オーストリアと日本の友好を願い、今年生誕200年のヨハン・シュトラウスなどを演奏。ベーゼンドルファー・アーティストとして光栄なひとときでした。
お世話になりました皆様に感謝申し上げます。
演奏後は、2階レストランで歓談。シュニッツェル、サッハトルテ(ウィーンの人はSの文字を濁らせないで発音しますのでザッハトルテでなくサッハトルテ!(^^)!)そして懐かしいユリウス珈琲!
1828年創業より培われてきたベーゼンドルファーのウィンナートーンの歴史。時代を超え愛され続ける音楽の数々。それらを継承しつつも、自動演奏機能やAIによる作曲など最新テクノロジーの進歩著しい昨今。
今後、伝統とテクノロジーがどのように共存していくのか、何が変わり、何が変わらないのか、、、。そんなことを考えつつ、世界各国の凄まじい人の波に揉まれながら、夢洲の会場から帰途に着きました。
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