TACHIKAWA STAGE GARDEN

感染拡大防止のため、多くのイベントが中止となりました。立川にオープンする立川ステージガーデンのこけら落とし公演も延期の決定がなされました。
皆が安心して音楽を楽しめる時期に、あらためてより盛大なお祝いの日が訪れることでしょう。

この2500席の巨大ホールに、新しいベーゼンドルファー280VCが3月16日に搬入されました。ウィーンのベーゼンドルファー工房で、ピアノ選定をさせていただきましたご縁で、先日ホール試弾と弾き込みに伺いました。
ウィーンのショールームから長旅の末に到着したピアノ。初めの一音を鳴らした途端、パワーと気品を併せ持つウィンナートーンがホールに響きわたり、会場にいらしてくださった(株)立飛ホールディングスの村山正道社長様、そして音響スタッフの皆様方と喜びを分かち合いました。

今後、たくさんのアーティストの指先によって様々な音が奏でられ、変幻自在に音色を変えながら、夢を客席に届けてくれることでしょう。アーティストの皆さん、どうぞよろしく!
ピアノ庫という「お休みどころ」があるとは言え、日本の四季を経験するのはこれから。環境に慣れ、永く愛されるピアノとなりますように!

弾き込みのあと、ステージガーデン全体を拝見させていただきました。木のぬくもり、開放感、機能性など様々な工夫がこらされている設計に感動。広い敷地を生かしたトータルな意味での文化創造の発信基地として、今後が楽しみです。

コンサート終了後のお客様の動線と環境はとても大事だと常々思っています。感動の余韻に浸ったり、友人と語らい想いを共有したり。そんな素敵な空間を実現してくださった立飛さんに、心からの拍手です。
大きな困難を乗り越えたあと、大きな文化の発展の日々が来ますことを確信しながら、会場をあとにしました。

村山社長様と搬入されたばかりのベーゼンドルファーの前で・・・

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