作曲家

作曲家

ハイドンが愛したピアノ

「ピアノの本」の連載スタートしました。「作曲家が愛したピアノたち」第1回は、ハイドンです。 ハイドンは、モーツァルトに比べ地味な存在で、人生も「ドラマ」になりにくく、映画や小説の題材になることはまずありません。けれど、音楽史の教科書の中では...
コンサート鑑賞

ナクソス島のアリアドネ

新国立劇場 オペラ研修所公演に。演目は、R.シュトラウス:「ナクソス島のアリアドネ」。プロローグと劇中劇 という不思議なオペラですが、生と死、愛と孤独、官能と貞節、喜劇と悲劇、背反する要素が一つの舞台の中に入り乱れ、混沌とした中に、圧倒的な...
作曲家

ベルクの音楽「リリカルな表現の記譜」

国立音大 研究所プロジェクト 楽譜を読むチカラ Part2。昨年のPart1は、古典に焦点を当てバッハからベートーヴェンまで、ということで私はモーツァルトを担当させていただきました。今年は、ドビュッシーからウェーベルンまでという近現代の音楽...
久元 祐子・旅

「秋の歌」

好きな季節がやってきました。日本の秋はやっぱり素晴らしい!けれど、秋の散歩のとき、なぜかいつも心に浮かぶメロディーは、ロシアを代表する作曲家、チャイコフスキーの「秋の歌」なのです。ニ短調の寂しげな旋律、ため息のようなモチーフ、せつなくなるハ...
作曲家

映画「カルテット!人生のオペラハウス」

今年は、ジュゼッペ・ヴェルディ生誕200年記念の年に当たります。音楽雑誌や音大図書館の展示でも、ヴェルディ特集が組まれるなど、何かと最近話題のヴェルディです。今日は、空き時間に映画「「カルテット!人生のオペラハウス」を鑑賞しました。ヴェルデ...
作曲家

ストラヴィンスキーの原始主義

「~原始のエネルギーはどう楽譜化されたか~」というサブタイトルも付けられ、国立音大・音楽研究所の講演が行われました。白石美雪先生のナビゲートで始まり、池原舞さんによる「春の祭典」についての発表。今年は「春の祭典」初演からちょうど100年です...
久元祐子コンサート

メンデルスゾーン:2台のピアノのための協奏曲

サントリーホールで行われる「ガレリア座20周年コンサート」にゲスト出演させていただくことになり、先月からその合わせに入りました。ガレリア座で長くピアノを弾いてこられた榎本祥子さん、そして、芸術監督の八木原さんと一緒に曲をつくっていく過程は、...
作曲家

自筆譜に見る個性

クロード・ドビュッシーは、今年生誕150年ということで、美術展や催しも開かれています。ブリヂストン美術館 では、「ドビュッシー 、音楽と美術 ー印象派と象徴派のあいだで」が10月14日まで開かれています。7月14日のオープニングには残念なが...
作曲家

ニーノ・ロータ「ノイローゼ患者の一夜」

みなさまは、ニーノ・ロータの名前をご存知でしょうか。映画ファンなら、なんとなく名前を聞いたことがある、、、という感じの方もいらっしゃるかもしれません。「道」「甘い生活」、「ロメオとジュリエット」「ゴッドファーザー」などイタリア映画黄金期のサ...
作曲家

富田庸先生ご講演

富田庸先生による「ロ短調ミサとバッハ研究 ~作品の伝承と編集しから見る研究上の諸問題~」と題された講演が国立音大の110スタジオで行われました。英国クイーンズ大学教授であり、バッハ研究の最先端の現場に立っていらっしゃ富田先生の講演は、昨年に...